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ハラスメントで眠れない夜に。心を少し軽くする3つの方法

ハラスメントで眠れない夜に。心を少し軽くする3つの方法

部屋の電気を消して布団に入っても、

 今日言われた辛い言葉が頭の中を駆け巡る…。

考えたくないのに、悔しさや不安で心臓がドキドキして、眠りにつけない。

 そんな苦しい夜を過ごしていませんか。

大丈夫ですよ。眠れないのは、あなたが弱いからではありません。あなたの心が「もう限界だよ」とサインを出しているだけなのです

この記事では、そんな辛い夜に、ほんの少しだけ心を軽くするための、誰にでもできる簡単なセルフケアをご紹介しますね。

なぜ、夜になると不安は大きくなるのでしょう?

日中は仕事や家事などで気を紛らすことができても、夜、静かになると急に不安が襲ってくるのは、とても自然なことです。

脳と体の「お休みモード」

夜は、外部からの刺激が少なくなるため、意識が自分の内側に向かいやすくなります。日中は抑えられていた感情や思考が、心の静寂の中で「待ってました」とばかりに顔を出すのです。

心のボリュームが上がる時間

それはまるで、周りが静かになることで、自分の心の声のボリュームが上がってしまうようなもの。だから、決してあなた一人が特別なのではありません。

今夜、試してほしい3つのセルフケア

「何とかしなきゃ」と焦る必要はありません。できそうなものを、一つだけ選んで試すくらいの、やさしい気持ちで取り組んでみてください。

1. 思考を「書き出す」ジャーナリング

頭の中でぐるぐると回り続ける思考を、一度、紙の上に全部出してしまう方法です。

頭の中を空っぽにするイメージで

ノートやメモ帳に、今感じている不安、怒り、悲しみなどを、文章になっていなくてもいいので、ただひたすら書きなぐってみましょう。誰にも見せる必要はありません。

頭の中を整理するというより、心のゴミ出しをするような感覚で取り組むのがポイントです。

2. 「呼吸」に意識を集中させる

不安が高まると、呼吸は浅く、速くなりがちです。そこで、意識的に呼吸をコントロールして、心と体をリラックスさせてあげましょう。

4-7-8呼吸法のすすめ

簡単にできて、リラックス効果が高いと言われる呼吸法です。

やさしい手順
  • 楽な姿勢で、4秒かけて鼻から息を吸い込みます
  • 7秒間、息を止めます
  • 8秒かけて、口からゆっくりと息を吐き出します

3. 五感に集中するグラウンディング

ぐるぐる思考が止まらない時は、意識を強制的に「今、ここ」へ引き戻す方法が効果的です。身の回りにあるものを五感で一つひとつ確認していくだけで、不安な思考から注意をそらすことができます。

例えば、「目に見えるもの3つ(天井のシミ、本の背表紙…)」、「肌で感じるもの2つ(布団の柔らかさ、足の裏の冷たさ…)」と、ゆっくり心の中で実況してみましょう。不安な過去や未来から意識が離れ、心が現在の落ち着きを取り戻すのを助けてくれます。

🔑 ワンポイント
眠れないのは、あなたの心がSOSを出している大切なサインです。自分を責めず、まずは「疲れているんだな」と認めてあげることが第一歩です

まとめ

ハラスメントが原因で眠れない夜は、本当に辛く、孤独なものですよね。

今回ご紹介した方法は、あくまで応急手当のようなものですが、あなたの心を守るための、小さなきっかけになれば嬉しいです。何よりも大切なのは、あなたが一人で抱え込まないこと。そのことを、どうか忘れないでくださいね。

心や体が発するサインについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

→ 関連ページ:『見逃さないで。心と体が発するSOSサイン』

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