パワハラとは？

パワハラとは？

パワーハラスメントの略語で、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為をいいます。

なお、パワハラ防止法（正式名称は、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」）30条の2第1項及び厚生労働省の指針では、パワハラについては、3つの定義付けがされています。

なお、パワハラ防止法（正式名称は、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」）30条の2第1項及び厚生労働省の指針では、パワハラについては、3つの定義付けがされています。

1. パワハラってどんなこと？

パワハラ（パワーハラスメント）は、職場や学校などで、立場や力の差を使って相手に嫌な思いをさせたり、苦しめたりする行為のことです。たとえば、先生や先輩、上司など、力を持っている人が、その立場を利用して誰かをいじめたり無視したりすることがパワハラにあたります。

2. パワハラの3つの特徴

パワハラには、次の3つの特徴があります。

• 力の差を利用している
  例：上司が部下に、先輩が後輩に対して行う。
• やりすぎた言動
  例：仕事や勉強に必要以上のことを強制したり、暴言を吐いたりする。
• 相手の環境を悪くする
  例：相手が学校や職場に行きたくなくなるほど追い詰める。

3. どんな行為がパワハラになるの？

パワハラには、いくつかのタイプがあります。代表的なものを紹介します。

パワハラの種類	具体例
身体的な攻撃	殴る、蹴るなどの暴力
精神的な攻撃	怒鳴る、侮辱する、バカにする
仲間外れ・無視	話しかけない、グループから外す
無理な要求	できない量の仕事や課題を押しつける
仕事や役割を与えない	何もさせない、簡単すぎることしかさせない
プライバシーの侵害	家庭のことや個人情報をしつこく聞き出す

4. パワハラが起きるとどうなる？

パワハラを受けると、心や体に大きなダメージを受けることがあります。

• 学校や職場に行くのがつらくなる
• 自信をなくす
• 体調が悪くなる（頭痛や腹痛など）

また、周りの人たちも雰囲気が悪くなり、みんなが嫌な気持ちになります。

5. パワハラを防ぐには？

• 困ったときは信頼できる大人や先生に相談する
• 周りの人も、パワハラを見かけたら声をかける
• みんなが安心して過ごせる環境をつくることが大切

まとめ

パワハラは、力の差を使って相手を苦しめる行為です。もし自分や周りの人が困っていたら、一人で悩まず、誰かに相談することが大切です。みんなが安心して過ごせる場所を一緒につくっていきましょう。